【貯金で老後破綻?】安心できないインフレリスク

黒板に書かれたインフレーションの文字 お金に関する雑学

こんにちは!

いつもお読みいただきありがとうございます。

昨年2019年は金融庁の報告により老後2,000万円問題がお茶の間を騒がせましたね。

老後に2,000万円も必要と言われても、投資なんてしたことがないからコツコツ貯金で貯めていけばいいよね?

と思ったあなた。

それ危険かもしれません。

若いうちからコツコツ貯金で2,000万円貯めようとすると、老後破綻が待っているかもしれません。

30年で約20%のインフレ

インフレとは

インフレとは、インフレーションの略です。

物価が持続的に上昇することであり、同時に通貨の価値が減少することです。

例えば、今まで100円で買えたお菓子が200円になったとします。

同じお菓子を買うのに2倍のお金が必要になるのですから、お金の価値は半分になったといえます。

日本ではインフレを計測するのに1946年から消費者物価指数が使われています。

消費者物価指数とは

消費者物価指数とは、個別の商品の値動きをまとめたものです。

日常生活で買う商品やサービスは色々ありますよね。食べ物、スマホ、電車賃、散髪料等々。

肉は値上がりしたけど、野菜は値下がりする等、個々の商品の値動きは様々です。

そこで、物価の動きを見るにはたくさんの商品の値動きを総合して考える必要があるのです。

物価指数とは、ある時と比べて、ものの値動きがどれぐらいあったかを比率で表したものです。

買い物をしているとき、値上げしたと思うことありますよね。

そのとき、無意識に過去のある時点と今の価格を比べて判断していますよね。

また、物価の動きは主観的なものでなく客観的に表せたほうが分かりやすいですよね。

そこで、比較の基準となる時点を決めて、その時からどれぐらい値動きがあったかを比率で表しているのです。

例えば、ある年に暮らしに必要なもの全てを買い物かごに入れたら100万円かかったとします。

翌年、同じものを買い物かごに入れたら、110万円だったとします。

この場合、ある年の消費者物価指数を100とすると、翌年のそれは110となります。

30年で約20%のインフレ

では日本では過去30年でどれぐらいインフレが進んだのか確認したいと思います。

次のグラフは1989年から2019年までの消費者物価指数(総合)の推移です。

出典:総務省統計局「2015年基準消費者物価指数(調査年月2020年8月)」から当サイト作成

1989年には88.5だった指数が2019年には101.8に増加していますから約15%のインフレですね。

バブル崩壊後の長い低成長時代にも着実にインフレは進行していますね。

しかし、この数値を見て違和感を覚えた方もいるかもしれません。

実感としてはもう少し、ものの値段って上がっているんじゃないかしらと。

実は、その感覚あながち間違いではないかもしれません。

先ほどの消費者物価指数は総合的な値動きを表しています。

指数の構成品目にはワインや海外旅行代も含まれています。

一方で、実感としては、毎日買うものの値動きにどうしても引きずられてしまうと思います。

だから、ワインや海外旅行代といった嗜好性の高いものを除いた指数のほうが実感に近いのではないのかと思います。

ワインや海外旅行代といった嗜好性の高いものを除いた生活必需品で構成された基礎的支出項目の指数を見てみましょう。

出典:総務省統計局「2015年基準消費者物価指数(調査年月2020年8月)」から当サイト作成

1989年には85.5だった指数が2019年には103.2に増加していますから約20%のインフレですね。

先ほどのグラフより右肩上がりが鮮明ですね。

こちらのほうが実感に近いのではないでしょうか。

そこで本記事におけるインフレ率とは基礎的支出項目における指数で見ることとします。

貯金で2,000万円貯めると400万円以上足りなくなる?

例えば、今35歳の人が65歳までの30年かけて2,000万円貯金したとします。

金融庁の報告が正しければ、インフレが起きない場合はこれで老後のお金は賄えるはずです。

ところが、先ほど確認したとおり過去30年と同じように約20%のインフレが起きたとすると

2,000万円×1.2=2,400万円

35歳時点の物価なら2,000万円で済んだ老後の資金が、65歳時点には2,400万円必要になってしまいました。

65歳時点で400万円老後の資金が足りなくなるのです。

金融庁の試算では95歳まで生きることを想定しているので、さらに30年先まで考える必要があります。

65歳以降、亡くなるその時までインフレが進行すると、さらに老後のお金は足りなくなるということですね。

ちなみに、日本銀行は2013年1月に消費者物価の前年比上昇率を2%と定め、早期に実現するよう努力しています。

貯金がダメならどうしたらいいのか

ではどのようにして老後のお金を確保したらよいのでしょうか?

貯金はインフレに弱いから若年世代の老後の資金作りに向いていないということは…

インフレに強いものなら老後の資金作りに適しているといえそうですね。

インフレに強いものは色々あります。

  • 人的資本(労働)
  • 不動産
  • Etc.

中でもわが家がおすすめするのは株(投資信託含む)です。

労働には健康がつきものですが、生涯現役で働けるほど頑強な体を維持できるかわからないです。

また、不動産は管理の手間がかかります。

その点、株式はメンテナンスが楽です。

とはいうものの投資なんてしたことないし何だか危ないんじゃないの?と思う方もいると思います。

そんな方向けに楽天VTという商品を紹介する記事を作成しましたのでよろしければどうぞ。

ただし、比較的若い方向けへの記事になります。

なお、投資は元本割れがつきものです。

最終的な判断は読者の皆様に委ねます。

まとめ

まとめ
  • 日本はバブル崩壊後の低成長時代にも約20%インフレしている
  • また、日本銀行はインフレするよう動いている
  • このままインフレが続くと貯金で2,000万円貯めても老後の資金は足りなくなる
  • インフレに強いものを持とう(おすすめは株)

以上、あなたの老後の資金問題に関する不安が少しでも解消されたら幸いです。

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