こんにちはー!
いつもお読みいただきありがとうございます。
今回は節約シリーズです。
今もよりちょっと良い生活を目指して、無駄な保険を見直しましょう。
今からでも遅くはありません。
いつだって今日が残りの人生最初の日です。
長文ですが、それではよろしくお願いします。
保険料で家が建つ?生命保険の節約は大きな意味がある
令和元年簡易生命表によると女性の平均寿命は87.45歳です。
公益社団法人生命保険文化センターの平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」によると生命保険の年間世帯払込保険料は38.2万円です。
30歳で出産し、生命保険に加入し亡くなるときまで支払いがあるとすると
57年(87歳-30歳)×38.2万円=2,177.4万円
生涯2,000万円以上生命保険料を支払うことになります。
家を買えますね。。。
大きな支出と言えるでしょう。
したがってこの支出を節約することは家計の負担軽減にとても貢献します。
知らないと損する生命保険の公式
今回の記事で一番重要なことを言います。
最適な生命保険を選ぶには公式があります。
残された人へ必要なお金-(預貯金+将来支払われるお金)=生命保険で賄うお金
です。
以下で詳しく説明しますね。
生命保険が必要な人
そもそも生命保険が必要な人はどんな人でしょうか?
先ほどの公式をご覧ください。
残された人へ必要なお金-(預貯金+将来支払われるお金)=生命保険で賄うお金
生命保険で賄うお金は残された人へのお金です。
単身者の方は、必然的に生命保険は要らないことになります。
また、預貯金が十分にある場合も同様です。
さらに、残された人が全員働ける場合は、労働収入や年金収入等、将来支払われるお金が十分にあります。
この場合も、わざわざ生命保険に加入する必要はないでしょう。
自分が死んでしまった場合、残された家族が路頭に迷ってしまう人だけ入ればよいのです。
残された人へ必要なお金はどんなものがあるか
では残された人へどのようなお金が必要になるのでしょうか?
こちらも公式があります。
必要なお金=末子が独立するまでの生活費+末子独立後の生活費+住居費+教育費+葬儀費用+予備費
です。
将来支払われるお金はどんなものがあるか
将来支払われるお金はどのようなものがあるのでしょうか?
こちらも公式があります。
将来支払われるお金=年金+会社の福利厚生+公的給付+就労収入
これらを軸に考えれば大枠は外さないはずです。
人によっては資産収入がある場合もあります。
おすすめの生命保険は何か?
では、一体どのような生命保険を選べばよいのでしょうか?
時間とともに生命保険で賄うお金は減る
しつこいようですが、重要なのでもう一度公式を確認したいと思います。
残された人へ必要なお金-(預貯金+将来支払われるお金)=生命保険で賄うお金
必要なお金=末子が独立するまでの生活費+末子独立後の生活費+住居費+教育費+葬儀費用+予備費
将来支払われるお金=年金+会社の福利厚生+公的給付+就労収入
でしたね?
勘のいい方ならお気づきかもしれないですが、式に使う金額は一定ではありません。
子どもの成長にともなって公的給付は減少する一方、それ以上に子どもの生活費や教育費も減少します。
また、上手く家計をやりくりすれば貯金が増えます。
もう一度、公式を出します笑
- 残された人へ必要なお金-(預貯金+将来支払われるお金)=生命保険で賄うお金
- 将来支払われるお金の減りより、残された人へ必要なお金の減りがおおきい
- 貯金が増える
ということは、時間とともに生命保険で賄うお金は減少するのです。
おすすめは収入保障保険
時間とともに生命保険で賄うお金が減るといっても、その時々に合わせた保険金が下りる生命保険なんてあるのでしょうか?
安心してください。
収入保障保険というものがそれに合致します。
収入保障保険への切り替えで2,000万円の節約!?
では収入保障保険に切り替えることでどれぐらいの節約になるのでしょうか?
シミュレーションをしてみましょう。
収入保障保険の保険料はどれぐらいか
30歳の女性が月額10万円の給付金を35年間受け取る(総額4,200万円)条件で各社の保険料を見積もると下図のとおりになります。
出典:株式会社カカクコム
大体月額2,000円程度ですね。
※ちなみにわが家はT&Dファイナンシャル生命の収入保障保険に加入しています。
契約時に亡くなった場合総額3,168万円受け取れるものです。
これで月額なんと1,441円です。安いですね。
いくら節約になるのか
冒頭でお話ししたとおり30歳で出産し、生命保険に加入し亡くなるときまで支払いがあるとすると
57年(87歳-30歳)×38.2万円=2,177.4万円
の生命保険料を支払うことになります。
一方収入保障保険に加入した場合はどうでしょうか。
月額2,000円とし、30歳から65歳まで払うとすると
2,000円×12か月×35年=84万円
ということは、2,177.4万円-84万円=21687.4万円
2,000万円以上の節約になります。
圧倒的インパクトです。
これだけで老後2,000万円問題を解決してしまいますね。
何故収入保障保険は安いのか
ところで何故収入保障保険は安いのでしょうか?
理由は二つあります。
一つは保険金が時間とともに少なくなるからです。
常に一定額の保険金を保障するタイプのものと比べて支払総額保険料が少なくなるのは当然ですよね。
もう一つは一括で支給されないからです。
保険会社は皆さんから集めたお金で資産運用をしています。
保険会社としては一括で保険金を支給するより毎月支給したほうが、長くお金を運用できます。
資産運用の基本は長期投資です。
だから、保険会社の長期投資を可能とさせる、毎月支給型である収入保障予見葉は酸いのです。
なお、一括での受け取りも可能な商品もありますが、毎月支給の総額に比べて受け取れる金額が少なくなることがあるので注意が必要です。
個人年金保険等はだめなのか?
死亡保障型の個人年金保険や養老保険ではだめなのでしょうか?
保険料は高いけど、老後の備えになるし。
という声が聞こえてきそうですね。
結論から言うとおすすめしません。
保険会社にぼったくられるからです。
先ほど話したとおり、保険会社は皆さんから集めたお金で資産運用をします。
死亡保障型の個人年金保険や養老保険の場合、運用益を保険会社と皆さんでわけることとなります。
しかも金額が定かではありませんが、運用手数料を相当取られているはずです。
もし老後の備えが欲しいなら自分で投資をすることをおすすめします。
運用益をわけることもないし要らない運用手数料を支払わなくていいから合理的です。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
保険は保険、投資は投資、一兎ずつ追いましょう。
まとめ
- 生命保険の生涯払込保険料はとても高額だから見直すと家計の負担軽減の効果が大きい
- 最適な生命保険を選ぶ際に必要な公式は次のとおり
- 残された人へ必要なお金-(預貯金+将来支払われるお金)=生命保険で賄うお金
- 必要なお金=末子が独立するまでの生活費+末子独立後の生活費+住居費+教育費+葬儀費用+予備費
- 将来支払われるお金=年金+会社の福利厚生+公的給付+就労収入
- 時間とともに必要な保険金は減少する
- 時間とともに保険金が減少する収入保障保険が合理的でおすすめ
- 個人年金保険等はおすすめできない、保険は保険、投資は投資
以上、長々失礼しました。
生命保険の見直しで皆様の生活が今よりちょっとでもよく生れば幸いです。