こんにちはー!
いつもお読みいただきありがとうございます。
今回は
- 真面目に仕事をやっているのに給料が増えない
- でもお金を増やしたい
という方にコツコツやれば着実に資産を築ける可能性が高い長期分散投資の話をします。
※今回ご紹介する方法は投資と言っても、短期間で資産が何倍にもなる方法ではありません。
せいぜい年利3~7%ぐらいのリターンです。
最後までお読みいただくと、長期分散投資とは何か?なぜ着実に資産が築ける可能性が高いのかがお分かりいただけると思います。
よろしければ最後までご覧ください。
それではよろしくお願いします。
投資は怖いものではない
投資と投機の違い
投資というとどんなイメージをお持ちですか?
わが家が投資を始める前は
- モニターを何台も置いて
- お昼はカップラーメンで済ませるほど忙しく
- 日中はずっと株価とにらめっこし
- 場合によっては短期間で大金を手に入れられるけど
- 場合によっては大損をする
ものが投資であると思い、怖いイメージを持っていました。
でもこれは投資ではないのです。投機なのです。
投機とは、短期的な視点で、相場の機会を伺い、資金を投じ、利益を得ようとする行為のことです。
誰かの利益は誰かの損失になるゼロサムゲームと呼ばれるものに属します。
他の人と利益を奪い合う必要があるのです。
一方、投資は、長期的や視野を持って有望なところに資金を投じることです。
投資先がうまく立ち回れば、配当等のリターンが望めます。
誰かが配当等をもらうと他の誰かが配当等をもらえなくなるわけではありませんから、プラスサムゲームと呼ばれるものに属します。
投機と違い、他の人と利益を奪い合うのでなく、皆で利益を分け合うのが投資とだと言えるでしょう。
投資は、投機に比べて怖いものではありません。
投資であっても正しい知識がないと危険
車はとても利便性が高いものです。
ところが、正しい知識を身に着けてから運転しないと、事故を起こし、損をする可能性があります。
投資も同じです。
正しい知識を身に着けないと投機と同じように損をする可能性が高いのです。
ただし、正しい知識を身に着けてコツコツ投資を続けていけば着実に資産を築ける可能性が高いです。
投資における正しい知識
では投資における正しい知識とは一体何なのでしょうか。
投資における正しい知識は次の2つです。
- 長期
- 分散
それぞれ解説します。
長期投資
長期投資のメリットは二つあります。
- 複利効果
- リスク低減効果
それぞれ説明します。
複利効果は偉大
1801年に米国株に1$投資をした場合、2001年には何$になると思いますか?
答えはなんと約60万$です。
出典:株式投資の未来
年率は大体7%です。
これっぽっちなのに、長期投資をする場合、複利効果が働くので大金になるのです。
あの有名な物理学者のアインシュタインは、複利は人類最大の発明と言っています。
なお、複利とは、元本と利子に対しても利子が発生する、いわゆる雪だるま式にどんどん利子が増えていく計算方式のことです。
これに対して、単利は元本だけに利子が発生する計算方式です。
リスクが低くなる
次のグラフはインフレ調整後の平均リターンの幅をリスクと保有期間の関係を現したものです。
出典:株式投資の未来
ご覧のとおり保有期間が長くなるにつれて株でも債券でもリスクは低くなっていきます。
同様の結果は別の調査でも確認されています。
出典:J.P.モルガン・アセット・マネジメント Guide to the Markets Japan | 4Q 2020 | As of September 30, 2020
分散投資
分散投資とは異なる銘柄に投資をすればリターンはそのままでリスクを減らすことができるという考え方です。
例えば、ここに島があったとします。
この島には、UVカットメーカーと雨具メーカーの2つしか会社がないとします。
晴れの日にはUVカットメーカーの売れ行きが良く、反対に雨具メーカーの売れ行きは悪くなるとします。
雨の日はその逆になるとします。
次の表は天気別のリターンを現したものです。
天気 | UVカットメーカー | 雨具メーカー |
晴 | 50% | -25% |
雨 | -25% | 50% |
仮に、1年の半分が晴れで半分は雨だった場合を想定してみましょう。
UVカットメーカーの株を買った人は、一年の半分は50%のリターンを得て、もう半分は25%の損を被るため、平均リターンは12.5%になります。
ところで、実際は晴れと雨の天気が丁度半々ということはレアだと思います。
雨の多い年もあるはずですよね。
つまり、UVカットメーカーだけに投資すると、平均リターンがマイナスとなるリスクがあります。
しかし、どちらの会社にも投資をした場合、晴れたときはUVカットメーカーから50%のリターンを得て、雨具メーカーは25%の損を被るため、平均リターンは12.5%になります。
雨が降ったときは会社が入れ替わるだけで結果は同じですね。
天気がどうなろうと、両社に分散投資をすれば、確実に12.5%のリターンを得られます。
リターンはそのままでリスクだけ減りましたね。
分散投資はノーベル経済学賞もの
分散投資は、現代ポートフォリオ理論の核となる考え方です。
現代ポートフォリオ理論とはハリー・マーコウィッツ氏が考案したものです。
氏は現代ポートフォリオの論文の功績によりノーベル経済学賞を受賞しています。
そして、氏は市場そのものに投資をすれば最大の分散効果が得られると主張しています。
システマティックリスクは取り除けない
留意点が一つあります。
分散投資の効果を最大限に発揮させてもリスクが全くなくなるわけではない問うことです。
そもそも投資におけるリスクは二つあります。
システマティックリスクと非システマティックリスクです。
前者は市場全体のリスク、後者は個別銘柄特有のリスクです。
分散投資で低減できるリスクは非システマティックです。
先ほどの例だと雨具メーカーにとっての晴れの日のリスクや、UVカットメーカーの雨の日のリスクが非システマティックリスクです。
一方、例えば、島全体の経済が悪化することはシステマティックリスクです。
両者の関係は次のグラフのようになっています。
まとめ
- 投資は怖いものではない
- でも正しい知識は必要
- 投資における正しい知識は長期、分散
- 長期投資は大きなリターンを生む一方でリスクを低減させる
- 分散投資によりリターンはそのままでリスクを低減できる(ノーベル経済学賞もの)
- 長期分散投資をすればリスクを抑えながらリターンを得られる可能性が高い
以上、お金を増やしたい真面目な人向けの長期分散投資の話でした。
お役に立てれば幸いです。